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老いを学ぶ

2021年01月13日

老いの工学研究所提供

老後の初心 ~「初心忘るべからず」【高齢期に関わる用語集】

老いの工学研究所

「老後の初心」は、世阿弥が著した『花鏡(かきょう)』に出てくる言葉。
「初心、忘るべからず」は、次のように続く。「是非の初心忘るべからず。時々の初心忘るべからず。老後の初心忘るべからず。」。
「是非の初心」とは、成功と失敗を繰り返した若い頃の熱意や、そのときの自分のレベルを忘れてはならないという意味。「時々の初心」は、人生の節目節目において初心を持つことを忘れてはならないということ。
そして、「老後の初心」は、歳をとったからと諦めたり、逆に慢心したりするのではなく、いくつになっても初めて遭遇する局面があるのだから、それに対して新たな気持ちで向き合わねばならない。また、歳を重ねて腕を上げ、周りから褒めそやされるようになっても油断せず、さらに自分を磨き続けなければならないという意味である。

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