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老いを学ぶ

2021年06月30日

老いの工学研究所提供

ゼロ次予防【高齢期に関わる用語集】

老いの工学研究所

生活習慣に気を付けて病気にならないようにすることを「一次予防」、発病した後の早期発見や早期治療などを「二次予防」と言う。それに対して、「ゼロ次予防」は本人が意識や努力をしなくても健康が維持できる(健康になるような行動を自然にとってしまう)ような環境を作ることを意味する。
一次予防、二次予防が個人に対するアプローチであるのに対して、ゼロ次予防は社会経済的な側面からのアプローチである。一次予防、二次予防は個人の意識や努力に依存するため、健康格差をなくす方向には作用しない。ゼロ次予防は、誰もが自然に健康的な行動を促す環境を整備しようとするものであり、健康格差をなくす効果が期待できる。ゼロ次予防は、WHOが提唱した比較的新しい考え方である。

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