「中楽坊」スタイル
心身ともに豊かなシニアライフを
送るための Webマガジン
老いを学ぶ
2021年06月30日
老いの工学研究所提供
ゼロ次予防【高齢期に関わる用語集】
老いの工学研究所
生活習慣に気を付けて病気にならないようにすることを「一次予防」、発病した後の早期発見や早期治療などを「二次予防」と言う。それに対して、「ゼロ次予防」は本人が意識や努力をしなくても健康が維持できる(健康になるような行動を自然にとってしまう)ような環境を作ることを意味する。
一次予防、二次予防が個人に対するアプローチであるのに対して、ゼロ次予防は社会経済的な側面からのアプローチである。一次予防、二次予防は個人の意識や努力に依存するため、健康格差をなくす方向には作用しない。ゼロ次予防は、誰もが自然に健康的な行動を促す環境を整備しようとするものであり、健康格差をなくす効果が期待できる。ゼロ次予防は、WHOが提唱した比較的新しい考え方である。
アクセスの多い記事
-
老いの工学研究所提供
老いを学ぶ
2024年06月24日
健康な高齢者は、近所の人たちと仲がいい。その理由は?
-
老いの工学研究所提供
老いを学ぶ
2024年06月10日
高齢期にも必要な「ターニングポイント」とは?
-
老いの工学研究所提供
老いを学ぶ
2024年05月27日
日本の高齢者の、住まいに関する意識に変化の兆し。
注目のキーワード