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老いを学ぶ

2019年12月07日

老いの工学研究所提供

社会的フレイル【高齢期に関わる用語集】

老いの工学研究所

「社会的フレイル」はまだ統一された定義はないが、「社会活動への参加、社会的な交流(対人交流)が難しくなっている状態」といった意味合いのこと。
フレイルには
・身体的フレイル(身体的な機能の低下、身体的な虚弱状態)
・心理的フレイル(寝たきり、認知症・うつ症状など)
・社会的フレイル
の3種類がある。

これらは相互に関係しているとされる。例えば、身体的虚弱は心理的・社会的フレイルにつながりやすく、心理的耗弱は社会参加や交流の無さにつながりやすくなる。同様に、社会的なフレイルは、身体的なフレイルや心理的フレイルの要因になる可能性があるため、社会参加が交流機会を継続的に持ち続けることが重要である。

多くの要介護高齢者は、フレイル(Frailty)状態を経て、徐々に要介護状態に陥ると考えられ、その意味で、フレイルは「健常」と「要介護」の中間的な段階と捉えられる。
ただし、フレイルはその評価・対応によって「健常」な状態に戻ることが可能である。以前は、心身が加齢により衰え、それはもう戻ることのできない、不可逆的な現象であるという印象を与えてきたが、2014 年、 日本老年医学会は「可逆性を有する」状態であることを明確にするため「フレイル」と名付け、フレイルからの脱却や障害発生の回避が可能であることをメッセージした。

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