「中楽坊」スタイル

心身ともに豊かなシニアライフを
送るための Webマガジン

老いを学ぶ

2013年09月01日

老いの工学研究所提供

「流動性知能」と「結晶性知能」【高齢期に関わる用語集】

老いの工学研究所

流動性知能とは、新しい情報を獲得し、それをスピーディーに処理・加工・操作する知能で、暗記力・計算力・直観力などが該当する。流動性知能は25歳ごろにピークとなり、65歳前後で低下がみられるという。
一方、結晶性知能とは、経験や学習などから獲得していく知能で言語力に強く依存する。洞察力、理解力、批判や創造の能力といったものが該当する。結晶性知能は、経験や学習によって20歳以降も上昇をつづけ、高齢になっても安定しているという。
ただし、「流動性知能」と「結晶性知能」を厳密に分類するのは難しい。
1967年、キャッテル(Cattell)が提唱した、加齢による知能変化に関する理論。

【関連用語】感覚記憶・短期記憶・長期記憶


2023年11月発売の新刊
「なが生きしたけりゃ 居場所が9割」(川口雅裕)

Tweetする

この記事のキーワード

同じカテゴリーの最新記事

  • 老いの工学研究所提供

    老いを学ぶ

    2024年09月17日

    孫はかわいいが「3日以内に帰ってほしい」?

    この記事を読む

  • 老いの工学研究所提供

    老いを学ぶ

    2024年08月30日

    ペース・オブ・エイジング【高齢期に関わる用語集】

    この記事を読む

一覧に戻る

アクセスの多い記事

  • 老いの工学研究所提供

    老いを学ぶ

    2024年06月24日

    健康な高齢者は、近所の人たちと仲がいい。その理由は?

    この記事を読む

  • 老いの工学研究所提供

    老いを学ぶ

    2024年06月10日

    高齢期にも必要な「ターニングポイント」とは?

    この記事を読む

  • 老いの工学研究所提供

    老いを学ぶ

    2024年05月27日

    日本の高齢者の、住まいに関する意識に変化の兆し。

    この記事を読む

注目のキーワード